1月の感傷

 

 

ひとは肩を寄せ合い
草は風に抱かれ

そして蒼い空が満面の笑みを浮かべた。

一月

生まれ変わる最初の何か
昨日と同じコートであるいている

ふりかえると

見知らぬ場所に変わってゆく
いまあるいてきた
すべての道が
閉ざされていった

 

こどもたちが
どこかではじけている。

一月

樹がこんなにも
雄雄しくなっていたことに気づいて
小さなころの面影は
探そうとしてもうもれてゆく

名も知らない小鳥が
矢のように走り去った
空の真下で

【投稿者】 すいれん

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