覚えていた・・・

 

 

 恋人と別れたと・・・

 君が泣きそうな顔をした時

 自然に腕が君の肩に伸びていた

 当たり前の様にいつも一緒にいたあの頃の・・・

 細い肩の感触を掌が覚えていた

 抱き寄せた君の身長を覚えていた

 頬にかかる髪の感触を覚えていた

 髪の香りを覚えていた

 泣き顔を覚えていた

 そっと指先で触れた頬のぬくもりを覚えていた

 

 当たり前のように

 お互いが唇を求めていた

 

 

【投稿者】 ヨネ

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