とまり木

 

わたしがとまり木になれたならば
あなたは留まっていたかもしれなかった。

小鳥はまだ若く
風に吹かれながらあなたのように
一瞬にして何処かへとびさるだろう

そんな景色はいつも在るものなのに
カーテンをひいてしまいたくなる。
心に
わたしはとまり木をこしらえられなかった
あなたが
居たはずの景色を
わたしは守ることができなかった

無力だった
わたしの魂はひとり
とまり木のうえに休んだまま
もう動けない

生きていても
死んでしまうことが
世の中にはあるのだと
わたしは
想う。

【投稿者】 hoshitubu

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