感情

 

感情は、
ときにはうねるままに 
絶えることの無い 海水の
雨にけむるような
或いは
風に蹴散らされて
凪ぎが来ない
なかなか、来ない。

幾つもの自然のうたが
わたしの輪郭をなぞり、
其処から
生まれる感情が
あしもとの砂を崩してゆく

<怖かったのは
  昨日のわたしまでの日々>

砂の城 砂の門 砂の椅子
すべて
原型を 流されてゆくことから
生まれる

感情は
芸術のように
素晴らしくもなんとも無いから
だから
胸が温かくなる
なにかに震えたとき
名前の無い星を
大空に見つけた
ような
そんな
純粋な ときめき

【投稿者】 hoshitubu

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