水面(みなも)

 

風凪ぎ
雨降らぬとき
水面(みなも)は
鏡面の如し

風ふかば
波が立ち
雨降れば
渦を描く

そして
水面は暫し揺れる
様々な絵を描き出す

自分から揺れることは 無い
自分から描き出すことは 無い
まず 無い
ただ 動かされるのみ

"映し"世もまさにかくの如し
自ら動かない
風と言う人が大いに揺らし
雨と言う人がささやかながらも
しかし後には大きな現世(うつしよ)を描き出す

自分は大きな水面として生きるべきだろうか

雨や風として
時に小さく 時に大きく
"映し"世を動かすべきだろうか

いずれにせよ
動かなければ
水面は鏡面のまま動かない
それを動かすのは

自分だ

【投稿者】 瀬良京雅

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